フェルナンド=アロンソ

先の日曜日に行われたF1イギリスGPマクラーレン・ホンダのフェルナンドアロンソが念願の今季初ポイントを獲得した。

 

このレースではスタート時の連続クラッシュなどで7台がリタイアを喫し、終盤には降雨に見舞われてインターミディエイトタイヤの交換のタイミングで順位が入れ替わったりと荒れに荒れたレースだったがアロンソが本領を発揮した一戦となった。

 

個人的な感想になってしまうかも知れないけど、リアルタイムで観戦してて序盤から「今回は完走は出来そうだな」と期待が出来た。勿論スタート時のバトンのリタイヤで嫌でもダブルリタイヤの文字が脳裏に浮かんだのは間違いないが、その後の彼は非常に落ち着いており、10周以内にタイヤ交換を行ってその後もプッシュは敢えてせず前列のレース状況を「読む」ようなクルマ運びをしていたと思う。特に終盤手前のインターミディエイトタイヤへの交換のタイミングは素晴らしく、あれで10位(ポイント圏内)のマーカス=エリクソンをパスしてそのまま逃げ切った当たりが‘‘現役最強‘‘らしかったと感じた。

 

F1ファンの方はご存知のとおり、近年のマクラーレンは不振に陥っている。特にエンジンがホンダになってからは苦しいシーズンを過ごしているがこれは仕方のない話であると感じてしまう。何故なら

①復帰初年度であること

②ただでさえ一昨年から始まったレギュレーションの変更で他チーム(特にレッドブル)が苦労しているのに今シーズンが始まる前にホンダ側がFIAとの開発、研究の交渉でもめていた

 

からだ。

 

但し、今年中にこのマクラーレン・ホンダは再びポイントは取れるだけのポテンシャルはあると思う。今季の中国GPのように二台揃って完走出来れば、ドライバーの能力で補えるレースはまだいくつか存在するからだ