後藤正文は現代のボブ・ディランだ

僕はアジカンが好きだ。深く、想像力が掻き立てられるような歌詞に独特の世界観を感じさせる音楽。そのボーカルを担っているのがゴッチこと後藤正文だ。

 

彼はもともと独自の考え方というか哲学のようなものをもっているようで、それを曲にして反映させることが多い。例えば「ローリングストーン」は去年にリリースされた曲はその例のひとつだと思う。

 

この当時と言えば就職難民にあぶれた若者や‘‘ブラック企業‘‘での仕事で自分を見失ってしまった社会人が多かった(無論今もそうだろうが)、ニュースでもよくスポットライトが当たっていた頃だと思う。この曲はその時事的な事象について彼個人?なりの意見をしていたと感じてならない。特に「心などないぜ 悲しくもない それはどう? ローリングストーン」という一節は個人的にすごく響いた。

 

現代の他アーティストも素晴らしい方は沢山いらっしゃるが、今の歌詞にはありきたりと言うか、無難なワードをチョイスしてBGMに力を注げば売れるだろうという傾向が感じられてあまり面白くない。

 

奇しくもボブ・ディランも「LIke a rolling stone」という曲をリリースしてるが、こちらも哲学的な歌詞でとても良かった。気になった方は是非聞いてみてほしい